業務継続のための事前対策例

分類事前対策例
対応組織の設置□ 緊急対策チームの統括責任者を任命し、協力部門を明確化する。
□ 緊急対策チームのメンバーを任命し、役割・責任や緊急連絡方法などを明確にする。
継続すべき重要業務の明確化と
対応策の検討・実施
□ 自社の重要業務や、その業務を支えるメンバーを確認する。
□ どの部門或いは、どの業務(生産工程等)が事業継続に欠かせないかを確認する。
□ 「在宅勤務」の可否を検討する。
□ 重要業務の継続を確保するため、各担当者間でお互いにトレーニングを実施する。
□ コアメンバーが欠勤した際の業務分担を明確にする。また出社不可能な状況を想定し、代替メンバーへの教育・研修を事前に行う。
サプライヤー対策□ 重要な原材料を事前にストックしておく。
□ サプライヤー、物流業者と非常時の原材料供給方法や運送手段を検討し、必要に応じて代替業者の確保も検討する。
感染情報や予防知識の周知□ 日常生活で注意すべき事項や、感染症予防の基礎知識などについて、社員向けに教育を行う。
情報の収集、感染者等の対策□ 医療機関のリストを作成する。
□ 当局のホームページから最新情報をこまめに収集する。
□ 感染症が流行している地域を行き来する社員のスケジュールを把握し、健康状態を確認する。

参考資料:MS&AD InterRisk Report No.19-056

中国 武漢市の新型コロナウィルス起因による封鎖について

中国、武漢市は23日午前10時から市内のバス、地下鉄を運休。
事実上の封鎖措置をとりましたが、春節に伴う来日による国内での感染拡大も時間の問題かと思います。
2003年のSARS(致死率9.6%)や2004年の鳥インフルエンザと比較して致死率(1.8% 2020年1月21日現在)は低いとされているようですが、 ワクチンの開発は短期間では厳しいようです。 観光地や都市部への不要不急の外出を控えるようにしましょう。